身体の内側から鍛えたしなやかで強い
三角形の体系
日本では「全体は部分の総和より以上」と、とらえ技術そのものが局所的な筋肉に根差さず腰や腹といった胴周りを中心とした強さを根差しており四肢の動きもすべて身体全体のエネルギーによるものという考えから力まない柔らかい身体が求められます。
その結果エネルギーのターミナルとしての役割を果たす丹田を中心とした気の訓練が行われその際ポイントとなる呼吸法により腹腔の内圧が高まり、そこに関連する骨格筋が鍛えられて下腹の張った身体が出来上がります。
(合気道家 前林清和
「ホリスティックな身体をつくる武道」より)