危機を察知できる感受性こそが最高の技です。
感応性を高めてスッと動けるようになる事は武術を稽古する上での条件であると同時に結果でもあります。
それは技の本質を「意識」に置くのではなく「心」に置くことで武術になるのです。
 一般的には武術の身体技法ばかりに注目が集まりますが武術を成り立たせるものこそが「心」であるから、武道において「心」は最も重要であり姿勢における自然体は外見以上に内面の心が不動である事が大切なのです。

「無」の境地と「和」の精神

 技は相手があってのものですから自分一人で動いていてはうまくいきません。
相手と自分が一体化して初めて技がかけられるようになるのです。
 相手と自分が融合したかのような状態になるには精神的にも肉体的にもニュートラルな状態でいる事が求められます。

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